柴垣敏久の気になるニュース

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柴垣敏久の気になるニュース 裁判員裁判で死刑だった被告、またも無期懲役に減刑へ

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こんにちは、柴垣敏久です。

 

埼玉県熊谷市で平成27年、ペルー国籍の男が小学生2人を含む6人を殺害した事件で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は被告側の上告を棄却する決定をした。死刑とした1審さいたま地裁裁判員裁判判決を破棄し、無期懲役とした2審東京高裁判決が確定することに。裁判員裁判の死刑判決が控訴審で破棄され、確定するのは、熊谷6人殺害事件で6件目。6件とも高裁が死刑の選択に慎重な姿勢を示し、いずれも無期懲役に覆っている。

 

引用元

https://news.yahoo.co.jp/articles/dc210a7eca468f18f17926cf3634d6c108f1dd5a

 

 

埼玉県でペルー国籍の男が小学生など6人を殺害する事件がありました。この事件は、外国人が日本人6人を殺害したということで大きな衝撃を与え、裁判員裁判では死刑判決が出ています。ところが、東京高裁では無期懲役となり、最高裁もこれを支持し、無期懲役で確定しました。
無期懲役の要因はペルー国籍の男の責任能力についてです。正常な判断ができていない状態で殺害した場合、心神耗弱状態だったとして減刑されることがありますが、そのケースに該当しました。そして、裁判員裁判で死刑になり、心神耗弱状態を理由に無期懲役となるケースはこれが初めてではないため、また同じことが起きたかと話題になっています。
一方、他のケースでは以前であれば死刑にはならないものが死刑になり、従来の基準に照らし合わせて死刑を回避したケースもあります。それでは何のために裁判員裁判を行っているかがわからず、意味があるのだろうかと感じる人が出てきても不思議ではありません。死刑は慎重な判断をしなければならないために、そう簡単に下せる量刑ではないことはわかっているものの、遺族からすればなんとも怒りのやり場がない話です。