柴垣敏久の気になるニュース

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柴垣敏久の気になるニュース 虐待相談急増し、児童相談所が疲弊

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こんにちは、柴垣敏久です。

 

児童相談所の体制強化などを盛り込んだ改正児童虐待対策関連法が、今年6月に成立した。全国で13万3778件(2017年度)に上る相談に対応するため、職員の「質と量」を確保することを目指す。一方で、人材を育成する余裕がある現場は少なく、関係者は「国や自治体が主導してほしい」と訴える。

 9日夜、千葉県流山市の一軒家に笑い声が響いた。工務店を営む日高正一郎さん(60)、真智子さん(65)夫妻と31歳、25歳、22歳の女性らが食卓を囲む。3人は幼少期に実の親から虐待を受けるなどし、夫妻に里子として育てられた。今は就職をして家を出たが、週1回ほど集まって近況を報告しあう。

 

引用元

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190712/k00/00m/010/187000c

 

児童相談所に寄せられる相談が1年間で年間13万件。これだけ多くの相談が児童相談所に押し寄せ、しかも現在進行形で虐待に苦しむ子供たちを助けなければならず、全く手が回らない中、悲劇が起きれば児童相談所の責任にされるというのは、さすがに厳しいと感じます。
こうした相談は当事者以外から寄せられ、隣に住む人が虐待をしているのではないかと指摘され、実際に虐待を疑ったらしつけの範疇だった、そうなれば勝手に虐待を疑われたと言いがかりをつけられるかもしれません。その場合のリスクをどうするか、そのあたりの議論なしに児童相談所に権力を持たせれば、多くの冤罪や悲劇が発生する可能性だってあります。
職員を増やせば解決する問題ではなく、これは構造的な問題です。里親制度のおかげで救われる命もあれば、そうでないケースもあります。職員も人間なので、柔軟な対応が一切できなくなって感情をなくして仕事をする人も出てくる中、そんな状態で子供を助けられるとは思いません。一時保護施設も人がいっぱい、しかも扱いが悪い、どこにも逃げ場所がない子供があまりにも可哀想です。子供に罪は全くないのに、大人が全く子供を守れない、先進国であるのならこんな異常な状況は改善すべきです。