柴垣敏久の気になるニュース

こんにちは。柴垣敏久です。気になるニュースを投稿していきます。

柴垣敏久の気になるニュース 逆転無罪が目立つSBSの恐怖

f:id:shiba5559:20201214023624j:plain

 

こんにちは、柴垣敏久です。

 

大阪市内の自宅で2014年、生後1カ月だった長女を激しく揺さぶり意識障害を負わせたとして、傷害罪に問われた母親(38)の控訴審判決で、大阪高裁は6日、懲役3年・執行猶予5年とした1審判決を破棄し、無罪を言い渡した。西田真基裁判長は、ベッドからの転落などで脳が以前から傷ついていた可能性があるとして、「揺さぶる暴行が加えられた事実は認定できない」と判断した。

 

引用文

https://mainichi.jp/articles/20200206/k00/00m/040/220000c

 

逆転無罪は、最初は有罪になって二審以降でそれがひっくり返るため、なかなか起きないのが実情です。しかし、とある案件に関しては何回か逆転無罪が起きています。それがSBS、乳幼児揺さぶられ症候群です。乳幼児揺さぶられ症候群は、乳幼児を激しく揺さぶることで子供の脳にダメージを与え、結果的に突然死を招くというものです。
子供の突然死は乳幼児揺さぶられ症候群によるものではないかという指摘があったことで、一種の虐待であると捉えられ、様々な容疑で逮捕され、裁判にかけられています。一審ではその主張が認められるも二審で逆転無罪となるケースが多く見受けられる状況です。10件以上の無罪判決が出ており、このままだと無実の罪で捕まる人が今後も出てくる状況です。
乳幼児揺さぶられ症候群では様々な所見があって乳幼児揺さぶられ症候群があるかどうかを判断します。しかし、それは別の要素でも発生するのではないか、そんな見方をしなければならず、より慎重な捜査が求められます。もちろん乳幼児揺さぶられ症候群で命を落とす子供もいます。前科がつくかつかないかの大事な部分だからこそ、慎重に、そして、丁寧に捜査を行っていかないといけません。