柴垣敏久の気になるニュース インドネシア首都、ボルネオ東部へ

こんにちは、柴垣敏久です。

インドネシアのジョコ大統領は26日、首都の移転先にボルネオ（カリマンタン）島東部の東カリマンタン州の2つの県（日本の市町村に相当）を選んだと発表した。人口が過密で洪水など災害が多い現在の首都ジャカルタから2024年の移転開始をめざす。移転計画が動き出すが、466兆ルピア（約3.5兆円）と見込む費用の確保などハードルは低くなく、実現には不透明感もある。

東カリマンタン州のプナジャム・パセル・ウタラ県とクタイ・カルタネガラ県の中に新首都を建設する。

引用元

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49019220W9A820C1FF8000/

インドネシアの現在の首都はジャカルタなんですが、ジャカルタは現時点で人口がとても多く、洪水なども発生しやすいんだとか。そのため、首都を移転させる動きが出てきて、結果的に、ジャカルタからかなり離れたボルネオ島の東部に移すと決めたそうです。インドネシアといえば地震が多いエリアですが、地震などの天変地異のリスクが小さいこと、空港などが整っていることなどが決め手に。また経済格差も深刻だったようで、経済格差を少しでも減らすこと、それも要因になっています。
日本も決して他人事ではなく、東京に一極集中している現状では何かしら天変地異があって大打撃を受けた場合に大問題になりやすいからです。富士山が噴火すれば火山灰が東京に降り注ぎ、首都機能は完全にマヒします。地震はもっと考えられますが、いずれにしても、今のままでは大変。過去には首都機能移転を巡る議論がなされましたが、最近はほとんどなく、下火になっています。
首都機能を分散させて地域活性化を図るというのは1つのアイデアだと感じます。インドネシアでは乗り越えるべきハードルが多いかもしれませんが、日本が同様なことをするとしても、案外簡単にできそうなんですが。