柴垣敏久の気になるニュース 保管金事務処理システムに不具合
こんにちは、柴垣敏久です。
最高裁は24日、保釈保証金や入札保証金などを管理する保管金事務処理システムに不具合が生じていると明らかにした。システムは全国の裁判所で使われている。原因は調査中で、復旧の見通しは立っていない。
最高裁によると、システム障害は21日朝に発生。システムを使って保釈保証金を返還する場合、弁護人の金融機関口座に振り込みができなくなる不具合が生じている。現金や小切手を使って支払うなどの対応を進めている。
最高裁は「保釈保証金の電子納付は可能で、不具合によって身柄の解放の遅れるなどの影響は出ていない。裁判事務への支障も生じていない」としている。
引用元
https://www.sankei.com/affairs/news/191024/afr1910240017-n1.html
起訴された被告が収監された拘置所などから出る際に、いくらかのお金を払えば出してもらえることがあります。これを保釈といい、そのために支払ったお金を保釈金ともいいますが、この保釈金を管理するシステムが故障したということで問題になっています。このシステムがあることで、保釈金が返還されることになれば、指定した口座に振り込まれるようになりますが、それができなくなったというわけです。
もし返還することになれば、現金や小切手で対応するんだとか。保釈保証金はこれまで現金で出さないといけなかったのですが、電子納付も可能になったということをこのニュースで知りました。お金をめぐる問題であって、これがあったから必要以上に拘留されるわけではないことはよくわかっていますが、どういう問題ではあれ、トラブルは起きてほしくないものです。
実は少し前にも同様のシステムトラブルが起きたばかりだそうで、半年も経たずに同じようなトラブルを巻き起こしました。これが1回目ならまだわかりますが、なんで同じような障害が立て続けに起きてしまうのか、ちょっと不思議ですし、そんなことってあるんだなと思いました。でも、時代は大きく変わったんだなと。