柴垣敏久の気になるニュース 捜査書類放置で証拠紛失50件
こんにちは、柴垣敏久です。
大阪府警は２２日、羽曳野、曽根崎、天満、黒山の４署で計１７３事件の捜査書類が放置されていたと発表した。うち１３事件では証拠品計５０点の紛失も発覚。府警は２０１６年にも同様の捜査書類・証拠品の大量放置で調査結果を公表していたが、今回発覚したのはすべて前回の調査前に作られた捜査書類で、府警は「前回の調査が不十分だった」としている。
府警によると、新たに放置が発覚したのは、羽曳野署が１６０事件と大半を占めた。うち１１事件で衣類や包丁などの証拠品計４７点を紛失していた。
引用元
大阪府警の複数の警察署で200件近い事件の捜査書類を放置していたそうで、その中で証拠品を失くしていたということも発覚。実は過去にも大阪府警は同じことをやっており、実はその当時に調べ切れなかったものが新たに出てきたというもの。そのうちのほとんどは羽曳野警察署のもので、新たに160事件の捜査書類が放置されていたことが発覚しました。
実際は半数以上の事件が捜査の進展が見込めないものだったそうで、あたかも影響はない、仕方ないというような感じを出していますが、その中には強制わいせつや強盗致傷といった凶悪事件につながるようなものも。これらは時効を迎えていたので、検察庁に送らなきゃいけないところを何もしていなかったのですから、怠慢としか言いようがありません。
警察はとにかく事件化を嫌がり、被害が小さいんだからと泣き寝入りさせようとしてきます。事件化すれば捜査しなくてはならず、その結果を示さなければなりません。そうなると大阪府警のように捜査資料が放置されてしまうと。きっと大阪府警以外でもやられているんだろうなと容易に想像がつく話であり、これでいいわけはないと強く感じます。もう少しマジメにやってほしいものです。
