柴垣敏久の気になるニュース 性犯罪に対する司法の変化に注目

こんにちは、柴垣敏久です。

派遣型マッサージ店の女性従業員に性的暴行を加えたとして、強制性交等罪で起訴された俳優・新井浩文被告人（40）の裁判が、東京地裁で開かれている。

9月26日の第二回公判では、新井被告人に対する被告人質問が行われる。

有名俳優の事件とあって世間の注目度が高いが、この裁判は、性犯罪を司法がどう取り扱うのか、その変化を捉える重要な事例になるだろう。

性犯罪被害者側の弁護士として活動しているらめーん（@shouwayoroyoro）さんはそう指摘する。

引用元

https://www.huffingtonpost.jp/entry/storyaraihirofumi_jp_5d8ae15be4b08f48f4ac88d1

俳優だった新井浩文被告の裁判、出張マッサージ店の女性に対して暴行を加えてわいせつな行為をしたという強制性交等罪に問われています。実はこの事件、今まではなかなか起訴をすることができなかったそうです。なぜかといえば、同意があった、なかったが水掛け論になりやすいこと、そして、暴行脅迫が通常の性行為で起こりうることと変わらないことも要因の1つなんだとか。強制性交等罪は暴行脅迫が要件なので、これが揺らいでしまうと新井被告は無罪になってしまう可能性が出てきます。
そうしたこともあって、これまでほとんど起訴されてこなくて、今回ようやくその罪で起訴されました。一罰百戒ではありませんが、これでどのような展開を見せるのか、単に俳優の運命を左右するだけでなく、同じ罪で酷い目に遭った女性たちの人生にも影響を与えます。だからこそ、無罪になった場合、その絶望感は相当なものになるかもしれず、不安が残ります。
検察側は女性がどのような恐怖を感じたか、これまではさほど執着してこなかったそうです。それが理解度を高めたことで起訴されるようになったんだとか。世界と比べて非常に遅れている感じがして悲しいですが、それでも一歩は進んだのかなと感じました。