柴垣敏久の気になるニュース ゴルフ練習場倒壊で住民説明会

こんにちは、柴垣敏久です。

台風１５号の強風で市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊し、隣接する民家などを押しつぶしたままになっている問題で、東京都内の解体業者が二十六日、被害住民向けの説明会を開いた。業者側は、被害を受けた全世帯の同意が得られれば、撤去作業を始める方針を明らかにした。　

　業者によると、業者側が練習場の運営会社に支援を申し出たといい、無償で鉄柱の解体、撤去作業を引き受けるとしている。

　説明会に出席した住民らによると、業者は家屋や車両が損壊した約四十世帯を対象に、二十九日までに同意書を郵送してもらい、全世帯が同意すれば撤去に着手するという。

引用元

https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201909/CK2019092802000130.html

自分が住む家は台風15号で何か被害がもたらされたということはなかったですが、とにかく動けず、何もできませんでした。ゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した一件は、この練習場だけの問題ではなさそうです。全国に、しかも住宅地にゴルフ練習場があるケースが多いので、もし同じような台風がやってきた場合に近くのゴルフ練習場も同じように倒れてしまうのではないかと考えるのが普通だからです。今回の件では、被害を受けた世帯すべてで同意が得られないと撤去作業には入らないようです。撤去などは無償で行い、そのあたりの問題はなさそうですが、あくまでもそれは解体業者の話。ここで問題視されているのは練習場の経営者が一切出てこなかった点です。
現在も避難している中、住宅をどのように直せばいいのか、元の生活にいつになったら戻るのか、そのあたりの話し合いが何1つなされていません。弁護士すら出てこない状況で、同意など得られるはずもなく、難航を極めそうです。
ゴルフ練習場は自らの失態でこうなったわけではなく台風のせいだと思いたいのでしょう。しかし、それで誰が納得するのでしょうか。今できることは誠心誠意の対応をするだけですが、なぜできないのか不思議です。