柴垣敏久の気になるニュース 不正受給で吹奏楽連盟事務局長ら解雇

こんにちは、柴垣敏久です。

全日本吹奏楽コンクールなどを開催している全日本吹奏楽連盟（東京都千代田区）は２７日、約９年半にわたって給与と賞与に上乗せして計約１億５２００万円を不正に受け取ったとして、５０代の男性事務局長と、４０代の男性事務局次長を同日付で懲戒解雇した。

　事務局長は連盟に対して「上乗せは前の理事長が認めていた」という趣旨の主張をしている。連盟はこの主張を裏付ける証拠はないとし、民事、刑事両面で対応を進める。

引用元

https://www.sankei.com/affairs/news/200127/afr2001270033-n1.html

1億円以上を不正受給していたという日本吹奏楽連盟の事務局長と事務局次長。実に9年半、ボーナスと給料にいくらか上乗せして不正に受け取っていたということですから、随分な行為をしたものです。当人の言い訳としては、前の理事長が認めていたというもの。つまり、日本吹奏楽連盟の前理事長が給料などへの上乗せを認めていたというわけです。ところが、そんなことを認めるわけにはいかない連盟は民事と刑事の両にらみで対応を行うことにしています。
元々こうした給料などの振り込みは事務局長が1人だけでやっており、税務申告の際には実際の金額を入れ、決裁報告書には上乗せ前の金額を記入して、上乗せした分は事業支出に付け替えていたのだとか。理事が気付いたのが去年の12月。それで先ほどの言い訳を行い、前の理事長も今の理事長が反論、改ざんも認められたため、着服と判断しましたが、本当のところは裁判で明らかになるでしょう。
元々これらの収入は吹奏楽のコンクールのチケット売り上げなどで賄われており、いわば吹奏楽を頑張る生徒たちによってもたらされています。それを踏みにじるような行為があったことは間違いなく、納得のいく説明をしてほしいものです。