柴垣敏久の気になるニュース

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柴垣敏久の気になるニュース 判決破棄、減刑に衝撃

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こんにちは、柴垣敏久です。

 

兵庫県洲本市(淡路島)で2015年、近所の男女5人(当時59~84歳)を刺殺したとして殺人罪などに問われた無職、平野達彦被告(45)の控訴審判決で、大阪高裁(村山浩昭裁判長)は27日、死刑を言い渡した1審・神戸地裁判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。

 平野被告には精神障害による入通院歴があり、刑事責任能力の有無が最大の争点。裁判員裁判の1審判決(17年3月)は、被告が向精神薬の大量摂取による精神障害だったと認めた上で、完全な責任能力があったと判断していた。

 

引用元

https://mainichi.jp/articles/20200127/k00/00m/040/057000c

 

 

淡路島で、男女5人が殺害されるという事件がありました。その際に逮捕された無職の男、裁判員裁判で行われた判決では死刑、2審の大阪高裁では無期懲役減刑されています。これに憤りを覚える人が結構いますが、減刑の要因になったのは刑事責任能力について。
この犯人は以前に精神障害で入通院歴がありました。そして、事件があった際、向精神薬の大量摂取をしており、精神障害にあったことが1審でも認定されています。認定は受けたものの、完全な責任能力はあったと結論が出ました。この結論を疑問視し、ある程度責任能力に問題があったとして無期懲役減刑となったようです。遺族は当然納得せず、裁判所の判断は非常識だと主張します。ただこればっかりは仕方ないのではないでしょうか。
確かに向精神薬を服用して精神障害になってたから無期懲役というのは、なんとも釈然としないですが、別に高裁は被告に肩入れして無期懲役にしているわけではなく、これまでの判例を踏まえてそのような判断をしたはずです。日本は法治国家である以上、受け止めなきゃいけないこともあります。最高裁に上告できれば、今一度その判断を託すほかないでしょう。ただ、この判断はとても重いです。