柴垣敏久の気になるニュース 妻子殺害、逆転無罪?有罪?
こんにちは、柴垣敏久です。
埼玉県志木市で2008年、自宅に放火し妻子を殺害したとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた山野輝之被告(45)の差し戻し審の裁判員裁判判決が31日、さいたま地裁であり、北村和裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
無罪とした一審同地裁判決を東京高裁が破棄していた。
検察側は差し戻し審で、不倫相手との再婚を望んだ被告が、再婚の妨げとなる妻と子を殺害したと主張。被告は「私はやっておりません」と起訴内容を否認し、弁護側は、精神疾患を患っていた妻が放火した可能性があるとして無罪を主張していた。
引用元
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019103100989&g=soc
さいたま地裁では無罪だったというこの犯人。2008年に自宅を放火し、妻と子供を殺害した罪に問われ、結果は東京高裁で無期懲役に。ただ、その経緯は特殊で、一審のさいたま地裁は、被告以外も犯行は行えたかもしれないと無罪に。それ以降、無罪の決め手になった実験がどうにも信ぴょう性に欠くと裁判のやり直しを命じられ、上告し最高裁に持ち込んだものの棄却。今回再びさいたま地裁での裁判で、無期懲役の判決が出されました。
しかし、事件が起きたのは2008年12月、今は2019年ですから、11年も経過しているわけです。おそらく一度無罪判決が出た以上、最高裁までおそらく粘るでしょう。そうすれば、もっと時間がかかる。万が一そこで無罪となった場合、10年以上犯人は逃げていることになります。かなり恐ろしいことになるので、いち早くどちらにせよ判断を出してほしいです。
そもそも逮捕されたのが2013年ですから、結構な時間が経過し、色々と難しいかもしれません。何が決め手になったのかはわかりませんが、裁判員は難しい判断を迫られての決断。もし自分だったらと思うと悩んでいたでしょうね。一度無罪が出てしまっていて、その後有罪になってやっぱり冤罪だったってなったら最悪ですから。